ミモザデンタルの予防歯科

予防歯科先進国であるスイスのEMS社のGBT(Guided Biofilm Therapy)という
予防プロトコルに準じて患者様の予防歯科に取り組んでおります。

従来の予防歯科

手用器具やスケーラーによる歯石取りは歯や歯茎を傷つけ、高い侵襲性を持っていました。スケーラーによって傷つけられた歯面を、ラバーカップと研磨ペーストで“歯を削り”平らにします。ラバーカップによる研磨は時間もかかります。また、細かい部分には届かず、無理に磨こうとすると歯茎を傷つけます。

GBTは患者様を重視した新しいアプローチです。

バイオフィルム:虫歯や歯周病のすべての原因とされる”バイオフィルム”を治療の指針としています。

歯に優しい:GBTは低侵襲であり、手用器具や超音波スケーラーを使用する必要性を低減させます。時間効率が良く歯面や歯茎に優しい手法です。

短時間かつ効率的:GBTは効率的に処置でき、所要時間も短くて済むので患者様にとても優しい手法です。GBTは患者様の口腔衛生、さらには日常生活の質を向上することができます。

バイオフィルムとは

歯周病や虫歯の原因となり、インプラントの周りにも炎症を起こしたりします。
歯周病により循環器や呼吸器疾患、関節炎や糖尿病などの全身疾患のリスクが高まります。
患者様自身に行っていただく正しいホームケアに加え、専門医におけるプロケアを組み合わせる事で
バイオフィルムを抑制し、お口と全身のより良い健康を実現させることが可能となります。

当院のGBTに基づく予防歯科治療の流れ

01 検査

歯周病検査により歯茎の状態を評価:

健康な歯肉なのか、歯肉炎か歯周炎なのか

インプラントの周りは健康か、インプラント周囲炎を起こしていないか

02 染出し

03 情報提供

患者さんの意識向上と指導:
予防の重要性を伝える
口腔衛生について患者に指導する
個々の患者さんに合わせた清掃器具を推奨する

04 AIRFLOW

バイオフィルム、ステイン、早期歯石を除去
天然歯、修復物、インプラント、全てにエアフローは使用可能
14μmのエアフローパウダープラスを用いてバイオフィルムを除去する

エアフローパウダーレモンを使用して、エナメル質上に残っている強固なステインを除去する

バイオフィルム

歯肉線上および歯肉線下4㎜までのバイオフィルムを効果的に除去します。

05 PERIOFLOW

4㎜から9㎜までの歯周ポケット内にあるバイオフィルムを除去:
天然歯の深いポケット内、根分岐部やインプラント周囲粘膜炎にも可能

06 歯石取り

残った歯石の除去:
エアフロー、ペリオフローではとれない歯石を除去

ステイン

紅茶、コーヒー、タバコ、赤ワインなどによる、軽度から重度までのステインを侵襲を抑えながら除去します。

07 ドクターチェック

患者さんを笑顔に:
バイオフィルムの取り残しがないかどうか最終確認をする
歯石が完全に除去されたかをチェックする
齲蝕の有無を正確に歯科医師が診断する
歯面にフッ素を塗剤して保護する

08 新たな定期検診予約

歯肉の健康=生活の向上:
歯周病予防におけるエビデンスに基づき、通常3ヶ月に一回の定期検診をお願いしております。

お口の健康は歯医者に通うだけでは維持できません。

3ヶ月に一回のメンテナンスをお願いしていますが、
年間の時間に換算すると4時間/365日×24時間しかありません。
最も大切なのは、正しい知識の基に行うセルフケアです。
当院では正しい知識をお伝えする事と、3ヶ月に1回のプロフェッショナルケアであなたのお口の健康維持を全力でサポート致します。