ORTHODONTICS

矯正歯科

ORTHODONTICS

矯正歯科について

歯は、体の健康を支える重要な器官の一つです。そのため歯並びや噛み合わせの乱れは、見た目の印象を損なうだけでなく、口腔機能の低下を招く可能性があります。矯正治療は、こうした問題を解決し、健康的で美しい口元を取り戻すための方法です。正しい位置に揃えられた歯は、食事の効率を上げ、消化器官の負担を和らげます。また、歯垢が溜まりにくくなることから、虫歯や歯周病の予防にもつながるのです。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の装置を使用する矯正治療法です。
当院のマウスピース矯正では、「インビザライン」という装置を使用しています。
治療後の歯の美観を損なわない、リバウンドリスクが少ない矯正法です。

インビザラインは、コンピュータシミュレーションに基づいて作製された一連のマウスピースを交換していくことで、歯を徐々に動かしていきます。透明な装置であるため、審美性に優れ、装置の着脱も可能です。

インビザラインのメリット

周りに気づかれずに矯正できる

従来の金属ワイヤーによる矯正では、笑ったときに装置が目立つことを気にされる方が多くいらっしゃいました。インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、装着していても至近距離でなければほとんど分かりません。営業職や接客業の方、学生の方でも、周囲の視線を気にせず治療を進められるのです。見た目への不安から矯正をためらっていた方にとって、大きな選択肢になります。

装着時の違和感や痛みが少ない

マウスピースの厚みはわずか0.5mmしかないため、頬や舌に触れてもほとんど刺激を感じません。10日から2週間ごとに新しいマウスピースへ交換し、一度に動かす距離を約0.25mmに抑えています。少しずつ動かす仕組みのため、ワイヤー矯正でよくある「強く締め付けられる痛み」を大幅に軽減できるのです。表面が滑らかなプラスチック製なので、口内炎のリスクも低くなります。

簡単に取り外しができる

食事のたびに外せる点は、実際に使ってみると想像以上に便利です。カレーやコーヒーなど色の濃い食べ物を気兼ねなく楽しめ、硬いものを噛んで装置が破損する心配もありません。歯磨きの際も取り外して磨けるため、矯正中であっても虫歯リスクを通常と変わらない水準に保てます。マウスピース本体の手入れも、水ですすいで週に数回洗浄剤に浸けるだけで完了します。

治療に通う回数を減らせる

治療が安定してくれば、2ヶ月に1回の通院で十分です。仕事や勉強で忙しい方でも、無理なく継続できます。ワイヤー矯正のように毎月調整に訪れたり、装置が外れて緊急来院したりする必要もありません。海外出張や留学の予定がある場合は、数ヶ月分のマウスピースをまとめてお渡しできるため、柔軟に対応できます。

インビザラインの治療の流れ

  1. 01

    カウンセリング

    現在の歯並びのお悩みと、どのような口元を目指したいかをじっくりお聞きします。お口の中を実際に拝見し、歯並び・噛み合わせ・顎の状態から、インビザライン治療が適しているかを判断するのです。治療にかかる期間や不安な点についても、この段階ですべてお答えします。

  2. 02

    精密検査

    パノラマレントゲンでお口全体を、セファロで横顔の骨格を撮影します。口腔内写真で現在の状態を記録し、虫歯や歯周病の有無、歯の根の状態、顎の骨の形まで詳しく調べます。集めたデータを総合的に分析することで、見た目だけでなく、しっかり噛める機能的な治療計画を立てられます。

  3. 03

    クリーニングと虫歯・歯周病の治療

    健康なお口の状態でスタートすることが、治療成功の大前提です。虫歯を残したまま始めると治療中に悪化する恐れがあり、歯周病があると矯正力で歯がグラグラになる危険もあります。親知らずが斜めに生えている場合は、矯正後の後戻りを防ぐため、事前の抜歯を検討します。

  4. 04

    マウスピースの歯型取り

    iTeroという最新スキャナーで、数分で精密な歯型データを取得します。従来のシリコン材料による不快な型取りは不要なため、吐き気を感じやすい方も安心です。データはアメリカのアラインテクノロジー社へ送られ、デジタル技術と熟練技術者の手により全治療期間分のマウスピースが一度に作製されます。

  5. 05

    矯正のシミュレーション

    「クリンチェック」という3Dシステムで、治療開始から完了までの歯の動きをアニメーションでご覧いただけます。世界各国の治療データを元にしているので、精度の高い計画を立てられるのです。最終的な仕上がりを事前に確認し、ご希望に応じて修正を加えられます。

  6. 06

    治療の開始

    マウスピースが届いたら治療開始です。初回は装着・取り外しの練習を行い、1日22時間以上の装着が不可欠であること、食事や歯磨き時の注意点をお伝えします。最初の数枚は医院でお渡しし、問題なければご自宅で2週間ごとに交換していただく流れです。

  7. 07

    治療期間

    定期チェックでは計画通りに歯が動いているか、マウスピースのフィット具合、お口の清潔さを確認します。またアタッチメントの調整も必要に応じて実施。ワイヤー矯正のような装置トラブルがないため、予定通りに進みやすいのが特徴です。

  8. 08

    保定期間

    矯正で動かした歯は、元の位置へ戻ろうとします。どんな矯正方法でも避けられない現象です。そのため矯正期間と同程度の期間、寝る時にリテーナー(保定装置)を装着し、きれいな歯並びを維持します。基本的には毎晩使用し、徐々に頻度を減らしていきます。

インビザラインの治療の詳細

費用(税込) 275,000~990,000円
治療期間・回数 3ヶ月~3年

注意点・リスク

  • 保険適用外の自費診療となる。
  • 海外輸入となるため、お手元に届くまでに1ヶ月以上の時間をいただく場合がある。
  • 患者様の症例によっては使用できない場合がある。
  • 1日の中で、長時間装着していただく必要がある。
  • 装着時間が短いと、マウスピースとの適合性が悪くなり、作り直す可能性が出てくる。

未承認機器・医薬品に関する注意事項について

  • 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
  • 入手経路:個人輸入で入手(個人輸入のリスクに関しては、厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/をご参照ください)
  • 同一成分や性能を有する他の国内承認の医薬品の有無:無し
  • 諸外国における安全性等の情報:FDA認可あり。日本国内では医療機器としての矯正装置に該当しませんが、使われている素材は日本国内で薬事承認されています。国内公式サイト:https://www.invisalign.co.jp/
  • 医薬品副作用被害救済制度について:万が一、重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

MTM(部分矯正)

前歯の1本だけが出ている、すきっ歯が気になる、少しガタガタしている部分だけ直したい。限られたお悩みには、Minor Tooth Movement(部分矯正)が適しています。動かす歯を最小限に抑えることで、全体矯正よりも短い期間で気になる部分を改善できるのです。ただし奥歯の噛み合わせは治せないため、見た目の改善が主な目的になります。

MTM(部分矯正)のメリット

気になるところだけを矯正できる

1~2本だけねじれてしまっている歯や、隙間のあいた前歯など、患者様がご自身でコンプレックスに感じていらっしゃる歯だけを対象に矯正できます。例えば思わぬケガで欠けてしまった歯1本を矯正して歯を出し、温存できるようにすることも可能です(抜歯する必要がなくなる)。
短期間の矯正でしっかりと効果を実感できます。

短期間で治療を完了させられる

結婚式や就職活動など、期限のあるイベントに向けて歯並びを整えたい方に適しています。動かす距離が少ないため3〜6ヶ月で目に見える変化が得られ、精神的・時間的な負担も抑えられます。

矯正中の痛みを減らせる

全体矯正では多くの歯に力がかかりますが、部分矯正ではわずかな本数に限定されます。歯が動く時の痛みや食事時の違和感がかなり少なく、日常生活への影響を最小限に抑えられるのです。

比較的安価で矯正ができる

装置が少なく治療期間も短いため、全体矯正よりもリーズナブルに治療を進められます。「矯正したいけれど費用面で踏み切れない」という方にも現実的な選択肢です。

MTM(部分矯正)の治療の詳細

費用(税込) 110,000~330,000円
治療期間・回数 3ヶ月~1年

注意点・リスク

  • 保険適用外の自費診療となる。
  • すべての歯並びに適用できるわけではない。
  • 歯列の乱れが大きい場合は適応外となる。
  • 審美的な改善効果は高いが、動かす歯が限られるため、咬合機能の回復という観点では全体矯正に及ばない。